2016年9月
リノベーション大好き
室内にグラスウールが充填され、気密シートが貼られていきます。
現場が形になってきたので、ここで仕上がりをイメージして、これから先に取付いていく部材
や機器の素材感や高さ関係を、今一度再考して調整していきます。
高気密高断熱住宅にとっては、コンセントボックス等
の設備屋さんの施工が気密に大きく影響してくるで、
専用の部材を使って周囲をテープで塞いでいきます。
広くなったベランダの防水も順調です。
こうしてカタチが見えてきた段階で、お施主さんと現場でいろいろ話して確認してもらうこと
がとても大切です。
いいアイデアを頂くことが結構ありますし、こちらが閃いたことをを提案することもあります。
だから、リフォームはおもしろい。大好きです!(^^)!
ディテールは楽しい!おもしろい!
わたしたちを包む空間をつくる建築。
大きなプランと共に、小さなディテールの集積が心に響いて、心地良い気分を運んでくれたり、胸をつかまれたりすることが結構ある。
こちらはプールサイドの日よけテント。
フラットな一枚ではなく、細かいピースが折り重なって日差しを遮っていて、何とも美しい。
これ考えた人に脱帽!時間をかけてデザインしたんだろうな。
こういうのに出会うと本当に幸せになります。
こちらは造り付けの洋服ダンス。
そのつまみがとってもかわいい。
かえるに象さん。貝もあるし。
遊び心がキラッと光っている。機能的にも優れていていて、自然と適当なところを摘まんで開けられる。
小さなところも心を込めて丁寧にデザインすると、その集まりが空間の質を変える。
わたしも細かいところにできるだけ時間をかけたいと思います。
基礎内断熱は気密施工が重要
木造リノベーションの基礎がスタイロフォームで覆われました。
今回は床下の空間が狭いことと、外壁をさわらないということで基礎内断熱による高気密・高断熱住宅という選択です。
ここで大切なのは断熱材の継ぎ目、土台との隙間を徹底して埋めることです。
ウレタンフォームと気密テープで密閉状態にします。
特に、設備配管の廻りは注意して塞いでいかないといけません。
外周部分全てこのような状態にして室内と同じ環境にすることで冬場の寒さを遮断します。
現場監督さんも気密測定を経験しているので、前より良い数値をめざそうと力がはいっています。
2階壁のグラスウールもはいっていきます。
出窓廻りは取付け鉄板が熱橋になっていたようで、多々結露のあとが。
めくってみて初めて分かりました。
ここは台所で湿気多かったところなので、考えられます。
周囲の鉄板にスタイロフォームを設置しました。
最後に設備屋さんを集めて、しつこいですが、もう一度目指す性能を確認しました。