燃費半分で暮らす家―マスターしたい一冊
この春から増補版で書店に並んでいる「燃費半分で暮らす家―新住協の家づくり」
一般の方が読んで大変わかりやすい上に、専門家である私たちも教科書にしている、深い内容の素晴らしい本です。
先日もこの本の勉強会がありましたが、またいろいろな発見がありました。
住む人が笑顔になる住まいを造るのに、今まではプランニングやデザインのことが頭の大半を占めていましたが、その前提になる温熱環境の研究が
随分すすんで、まずはそこを前提として押えなければならないと思っています。
グラスウールを使ったローコストの高断熱住宅を、長年に亘って研究されてきた鎌田先生の成果から、たくさんのものを学んでいきたいと思ってい
ます。
それにしても暖かい地域でのこれらの仕様は、具体的にはまだまだこれからというのが現状です。
夏場にベストな高気密高断熱住宅は?実際仕様について、住宅の専門家、施工者、設計者いろいろな意見があります。
今も、クライアントの長年の暮らし方に合わせた高断熱住宅にするため、窓選びから頭を痛める日々です。
でも、確実に喜んで頂けると思うとやりがいでもあります。
快適はあたりまえ、でクライアントに寄り添う住まいを造っていけたらと思っています。
2017.6.20/ブログ